NO.23 2002.4.15

山下康介

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  皆さんこんにちは。山下康介(やましたこうすけ)と申します。作編曲の仕事をしています。最近徹夜するのがきつくなってきた29歳です。

  生まれは静岡県の浜松市です。いわゆる「楽器の街」ですね。しかし浜松で過ごしたのは幼稚園までで、小学校からは隣の磐田市に移りました。サッカーのジュビロ磐田のおかげで、いまではこの磐田の名も全国区になり嬉しいかぎりです。(しばらく前は「磐田ってどこ?東北の方?・・・そりゃ岩手だろ!」みたいな感じでしたもんねえ。)

  音楽との出会いは、親の勧めもあって小学3年よりピアノを少々習っておりましたが、なんといっても明らかに「音楽っていいなあ」と自覚したのが中学のときにはじめた吹奏楽でした。クラリネットを演奏することになったのですが、アンサンブルって楽しいですよね!結局そのままどっぷりと吹奏楽に浸かる生活になり、大それたことに高校のときには自作曲を定期演奏会で披露してしまいました。和声はもちろん、音楽理論なぞまだぜんぜん勉強していませんでしたが・・・・。(あぁ時に知らないって素晴らしい!!)

  シンセサイザーとの出会いは中学2年の時でした。その当時はコルグのM1やローランドのD20などの、いわゆるオールインワンシンセが出始めた頃でした。でもさすがに同時発音数はまだまだ厳しいものがあって、オーケストラのシュミレーションをしようものなら音が欠けてしまって苦労したことを思い出します。

  しかし本当に音楽制作の環境は日々進化していきますね。数年前とは比べ物にならないほど便利になり、音も驚くほど良くなりましたし・・・、まあどんなに便利になっても、あくまでツールとしてのコンピュータであったり音源であるわけですから、どう使うかが重要なんでしょうけど。

  最近はラーメンもとても個性的ですよね。基本的な作り方にそれほど違いはないはずですが、そこにちょっとしたこだわりやアイディアが盛り込まれることによって全く違ったものが出来上がる。これは「物作り」ということでは音楽にも同じことが言えるなあと感じてしまいます。
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  話は全く変わりますが、うちには猫がいます。アビシニアンの男の子で半年程前に飼いはじめたのですが、実はこれが生まれて初めてのペットです。猫って夜行性なんですよね。一緒に布団で寝ることも多いのですが、彼は明け方4時頃には目を覚ましご飯をねだります。そのおかげで、いままで夜型だった生活が今ではすっかり朝型の生活になりとても健康的です。(そのかわり昼寝をする確率が上がりましたが・・・・。)

  まだまだ自分にとって作曲家人生は始まったばかりですが、常に魅力ある作品をたくさん創造していきたいと思っております。どうぞこれからも宜しくお願いいたします。


◎山下康介(やましたこうすけ) Profile
  1974年2月生まれ。東京音楽大学作曲専攻(映画・放送音楽コース)卒業。大林宣彦監督作品「三毛猫ホームズの推理」より最新作「なごり雪」までの同監督作品に、學草太郎氏との共同作曲家として参加。また大森一樹監督作品「ナトゥ踊る!ニンジャ伝説」「走れ!イチロー」などの映画音楽のほか、ドラマ「新・愛の嵐」、ドラマDモード「光の帝国」などの劇判を担当。またこれまでに、歴史シュミレーションゲーム「信長の野望シリーズ」(蒼天録・嵐世記・烈風伝・将星録)のBGMやハウステンボス等のイベントの音楽制作、「幻想水滸伝ボーカルコレクションVol.1&2」のサウンドプロデュースや「題名のない音楽会21」のレギュラーアレンジャーとしても活動している。


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