私たちの会は作曲家・編曲家の集まりです。私たちは、音楽を創ることにかかわる音楽家すべての権利が守られねばならないと考えています。著作権法は私たちの権利を守ってくれる大きな柱ですが、作曲家の立場は、充分とは言えないまでも、これらの法の下、私たちの権利保護が行われています。しかし編曲家の立場では、法の下での適正な保護が行われているとは思えません。今までの慣習による取り扱いという大きな問題が残っています。

編曲著作権に関する宣言

 楽曲は世に出るまでに編曲家の編曲を経ているのが一般です。これにより楽曲は高次元の曲に昇華され、完成されるのであり、編曲家は作詞家、作曲家、演奏家らと共に音楽文化の基礎を支える柱の一つです。マルチ・メディア時代を迎え1995年9月、当会は次の宣言を しました。

・編曲著作権は編曲がなされたその時に成立し、当会所属の会員は、文書による明示の公正な合意よる
  場合を 除いて、 編曲著作権を第三者に譲渡しない。

・楽曲が最初に公表されたときの編曲(イニシャル・アレンジ)を使用する場合、これを使用する関係者は、
  そのイニシャル・アレンジを した編曲家の著作権(録音権・演奏権等の著作 財産権)を尊重し、適正な
  使用料をその編曲家に支払うべきことを求める。


・編曲家は自らの編曲著作物について著作者人格権(公表権・氏名表示権・同一性保持権を有するもので
  あり、編曲著作物を 使用する場合、その関係者は氏名表示等を公正に履践し、著作権法を遵守される
  よう求める。

1995年9月1日
日本作編曲家協会(JCAA)
会長 服部克久