《蔵出し》 こ・ら・む はねけん総集編 〜羽田健太郎氏を偲ぶ〜平成13年JCAA JOURNAL第13号より


「近頃、笑った事」

 ステージ・ネタで(似て非なる諺を)良く喋るのだが、例えば「月夜とマツキヨ」「たばこと下駄箱」「醍醐味と粗大ごみ」の様なもので、その中で「イランと花魁」というのがあって、これが今時の若い人に全く通じない。「花魁(おいらん)」が20代の若者達には理解不可能なのだ。ある時その位の年令と思しき女性スタイリストの人に、そのシリーズ(実にいっぱいあるのだ!)と話していると、ずうっと笑い転げて大受けだったのに、花魁の処でハタと真顔になり「オイラン」て何ですか?と質問された。以下、その場で繰り広げられた会話を記してみよう。

私 「花魁、わからない?」

A子(スタイリスト) 「わかりません!」

私 「じゃ、遊郭って知ってるだろう?」

A子 「知りません、将棋の飛車角なら知ってるけど」

私 「じゃ、女郎は?」

A子 「如雨露なら植木に水やるんでしょ?」

私 「遊郭って男の遊び場で金次第で、そこの飛びっ切りお気に入り別嬪の女郎つまり今でいうホステスを一晩自由にできる処さ。」

A子 「ホスピスなら知ってるけど・・・」

私 「うるさい!黙って聞け。その遊郭の中で器量、花代(生け花を生ける台じゃねぇぞ)人気No.1の女郎を『花魁』というんだ。そういう世界を花柳界といってな・・・解るか?」

A子 「カリュウカイ?、わか〜んない、ア・タ・シ。カリブ海なら良く知ってるけど!」

私 「ダメだ、こりゃ!」